八月終わるなぁ。学校はもう始まりました。29日に始まりました。その先日に父方の祖父が亡くなった為、29日は忌引きでした。朝7時に母・姉と電車で横浜→空港へ、そして小松空港へ。石川県は二年ぶり。本当は来年の夏まで行かないつもりでいた。空港ではおばあちゃんと叔父さんが迎えに来てくれてた。関東は豪雨だったそうですが、向こうは概ね曇り、降っても小雨程度だった。そういえばこの夏、初めて海を見た。沖縄や四国や佐渡島、TDS、今まで見たどの海よりもやっぱり石川の海岸が一番好き。田圃や山や古い民家が並ぶ町並みも、ここが一番日本らしくて落ち着く。魚もうまい。昼はモジモジ寿司でマグロやホタテやブリを堪能。
おばあちゃんの家に着いて、ウワサの猫さんと対面し(予想以上に人懐っこく姉には即懐いていたが私には一切寄ってこなかった)、少し不貞寝して、斎場へ行くと初対面のいとこがいた。そもそも父に姉と妹がいるっていうのが初耳。それぞれ男・女の二人ずつで、十九歳の女の子を除いて二十歳以上。叔父さん、母の弟の子供、二十歳・タメ・中学生(たぶん…)とは小さい頃から遊んでいたけれど、ほとんどが成人になってから初対面っていうのはなんかこう、モジモジする。とりあえずいとこは合わせて七人いる事が判明し、これで全員に会った。帰りは姉と私で横浜の中華料理を食べたんだけど、その時に「もっと小さい頃からいとこ七人とうちら兄弟合わせて十人、チームいとこを組んで仲良くすればよかった」という話をしたら、「母方のいとこと父方のいとこの関係はいとこじゃないよね」「え、まさかそれがはとこってやつ!?」っていう難しい話になり、その答えは天津麺のカニ玉の中に包まれ、姉の胃袋へと収められて二度と吐き出される事はなかった。ハトコとは何なのか。その答えはきっとハトコに出会えた時にわかる。今はその時ではないということですね。そして私は、中華料理屋ではチャーハン以外頼まないと誓った。ヤキソバは屋台で食べた方が百倍おいしいしラーメンも専門店の方がいい。
まぁそんな感じで、今日から合宿の姉と私だけ先に帰ってきました。そして今日の夕方に兄が笹寿し片手に帰宅。結局、八月も最後まで寿司祭になってしまった。着いた日の昼、お通夜の後(かっぱ巻だけど)、そして笹寿し。明日は一応試験があるのですが、勉強道具持ってった割にはほとんど使わなかった。本ばかり読んでた。小林泰三の『人獣細工』は飛行機で読み終わって、今は『肉食屋敷』を読んでます。人獣細工の本のみっちゃんがたまらん。初恋の子がみっちゃんだったから余計にたまらん。つづき読みたいけどここはひとまず謹んで、勉強します。さよなら八月。
さよなら。