2010/11/24 Wed

茶番の名女優


ご無沙汰しております。実に九月十四日以来の投稿となります。キーボードのある生活および安定期が復活したため、地味に溜め込んだ日記を上げていきたいと思います。日付順に投稿するので、九月十四日の記事からこの記事の間にドンドコ増えていくようすが観測できることでしょう。

この二ヶ月の間に一体何があったのか?ガラリと配置の変わったキーボードに適応することはできるのか?そして「森永ミルクココアを淹れさせたら県央トップクラス」と豪語するあいだの実力とは?


  次回追加予告:「市内だったら三位くらい」


↓この記事の下に随時追加中↓ (最終更新:2010/12/5 十三件目)完了
posted by あいだ at 00:09 | Comment(4) | 日常

2010/11/23 Tue

What is ordinariness?


勤労感謝の日だというのに授業有りだなんてなぁ。だけどいいこともある。鴨川で一人暮らしをしている姉が、在学中お世話になった先生に会うため帰省した。だから今晩はカニとケーキを食べたんだ。


本来なら火曜日は三・四限に語学が入っているんだけど、それはほったらかして、四限の別の講義へT君と忍びこむことになった。私も受けたことない講義。履修してる友人に聞いてみたら指名したり席を立たせたりする先生だというので、内心かなり不安だったけど、T君ほどではなかった。某半ズボン探偵のノートを広げ、落ち着かない様子で、端っこに何か得体の知れない生物を召喚していた。オッサン顔の四足動物に「大丈夫だよ」と励まされて少しほっとしていた。それでいいならいいけど…。

先生は一向に来る気配がない。休講ではなかったはず。二十分を過ぎたあたりで周りの学生から、先生おそくね?祝日だから学校休みだと思ってね?と不吉なささやきが聞こえてくる。三十分で次々と帰りの支度をしはじめた。あぁ。これってありか。今日に限って。でもせっかく来たんだし、隣の教室の講義へ潜入してみた。たまたま前期に履修していた科目で、いかにも大学だぜって感じの講義だったから、結果的にこっちでよかったかもしれない。T君ははじめ私より真剣に聞いていたけど、途中で飽きたらしくまた落書きに熱中しはじめた。となりのトトロで、メイちゃんが学校に来て一緒に授業受けてる時のサツキちゃんみたいな気持ちになった。「なあにそれ?」と聞いたら無邪気に「トトロだよ!」って答えそうだ。おとなしくしてなきゃダメでしょ!


学食とイルミネーションに寄ってから帰宅した。久しぶりに会う姉は、相変わらずへにょへにょしていて、夕飯を食べるのも一番遅かった。先月の大掃除で部屋から姉の私物を追い出してしまったことが、寂しい気持ちにさせてしまったようだった。久しぶりに五人で食事した。十時頃に父に送られて鴨川へ向かった。年末年始はびったりと帰省するつもりらしい。長くいたらいたで「まだいるの」とか言っちゃうんだろうけど、別れの時はやっぱり「また来てね」なんて素直なことを言ってしまう。人の愛し方が少しうまくなった気がする。いや、普通に近付いただけなのか。知らん。人の普通なんて知らん。
posted by あいだ at 22:22 | Comment(0) | 学校

2010/11/22 Mon

保守的ギャンブラー


ヨドバシカメラでキーボード選び。パンタグラフ式で、テンキーなしで、キーの配置が変じゃないやつで、2000円以下が理想。しかしキーボードって意外といい値段するのね。正直ナメてた。5000円以上するキーボードがわんさかあって、触ってみてもどこが違うのかさっぱりわからなかった。ヘッドホンみたいに、高い物は音質いいのがはっきりわかるってもんでもなさそうだ。まぁよくわからないけど、高いやつなんてきっと、マイナスイオンが出るとか、百人乗っても大丈夫とか、そんな余計な機能がついてるだけでしょう。シンプルが一番です。

とはいえずっと使うものだし、安い中でもできるだけ良い物を選びたい。熟考の末二つに絞り、おおむね条件を満たしてるけどメンブレン式でキーの位置が微妙なやつが2000円弱、パンタグラフ式で壊れたのとキー配置がほぼ同じやつが3000円弱。でも3000円は高いよなぁ…しかしデザインもこっちのほうがいいし…いやキーの配置なんて慣れれば何でも…いやいや……。三十分ほどうろついたが決められず、とりあえずT君を迎えに行って一緒に見てもらい、事情を説明すると「安いのでよくね?」即決。


そんなわけでキーボードのある生活が戻ってきました。普段は立て掛けておいて、使う時には壊れたキーボードの上に重ねて置いてます。むしろ角度がついて打ちやすくなったかも。ただし入力に慣れるのはまだまだ時間がかかりそうです。Fキーが今までのと大幅にずれてるので、カナ変換の時にいつもF11あたりを押してしまったり。「ろ」と右のシフトキーの間に矢印↑キーが割り込んでいるので、シフト押したつもりがキャレット動かしてたり。あとやっぱりテンキーは偉大だわ。

地味な不便さが積み重なるとイライラして、水でもぶっかけたくなってしまいます。いけない、いけない……。

posted by あいだ at 22:22 | Comment(0) | 日常

2010/11/21 Sun

基盤に篭城


【前回までのあらすじ】

自室のパソコンをアクエリアスが襲う。キーボードは致命傷を負い、数日後に死んだ。保証は効かない。買い換える金もない。私はキーボードの敵を討つため、アクエリアスの待つ魔王城へと向かうのだった。


【今回のおはなし】

中古のVAIO typeMシリーズで、ディスプレイに開閉式のキーボードがくっついてる。閉じると音楽再生モードになる。これがなかなか気に入っていた。この機能は残したい。けれどこのキーボードはもうだめだ。

USBキーボードを買ってきてそのまま挿しただけでは、元からついてるキーボードが邪魔してうまく動かないらしい。調べてみると、このキーボードを本体から引き剥がして使ってる方もいるようだ。でもそれはなんだか寂しい気がして、どうにかならんかとさらに調査を続けると、全部外さなくても、キーボードと本体を繋いでるコードさえ引き抜けば機能しなくなる、と書いてあるのを見つけた。

ST340001.JPG ←このコード。中身は殺風景。

分解の手順はさほど難しくはなかった。ただ、ネジの上にくっついてる目隠しシールが曲者で、右上のは数十分で取れたのに、左上のはその何十倍もかかった。作業時間の九割はこの目隠しのせいだ。だいぶ傷がついてしまった。あとでかわいいシールでも貼ってあげよう。

闇雲にネジを外すとポロリと中身が露になり、いかにも怪しいコード(一本しかコードなかったけど)を引っこ抜いて適当に固定し、逆の手順でネジをしめれば完了。見た目は変わらない。恐る恐る電源を入れてみる。何ら問題なく起動した。リビングのパソコンからキーボードをぶん取って挿してみる。何ら問題なく機能した。元からついてるキーボードは完全に反応しなくなったようだ。閉じると音楽再生モードに移行する機能は、以前と同じように使える。


あとはUSBキーボードを買えばいい。キーボードがダブルになってしまうけれど、鍵盤が二段あるオルガンみたいなノリで、格好良く見えなくもないんじゃないかな。最後に実行犯を慰めればこの件は完了ということで、アクエリアスに脅える生活も終わりということで。みんなも気をつけようね。

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2010/11/19 Fri

センター・オブ・田園


「多摩センター」に違和感をおぼえる。


まずセンターって何なんだ。多摩の中心ってことなのか。中央多摩とかでいいじゃないの。センターってつくと、日本文化センターとか、施設的なものを思い浮かべるけど駅前に多摩センターなんて施設はない。確めたわけじゃないから、地下とかにこっそりあるのかもしれない。駅名になってる時点でこっそりじゃない気もするけど。

これが新宿センターだとか横浜センターなら、カタカナが都会的でおしゃれだと思えるのに、多摩って何なんだ。たまご、たまねぎ、うちのタマ。都会のとの字もない。鼻水アナリスト、くらいのミスマッチ。小田急多摩線。多摩線。たません、たー、で多摩センター。間が抜けてるにもほどがある。


朝の小田急線に乗車中、先の駅で人身事故が起こった。運転見合せで三十分足止めをくらった。振替輸送を行っているとのアナウンスを耳にしたので、動き出した下り列車に乗り換え、町田から横浜線、橋本から京王線を使って行くことにした。一応どちらも乗ったことはある。だけど初めての振替輸送。振替輸送って何?振替乗車券を握りしめて、それっぽいおじさんの後ろを尾行し、まねっこ。「振替輸送」をやると切符を買わずに乗れるようだ。あぁ、そういうことか。少し賢くなった。

小田急ではずっと人と密着していたのに、横浜線も京王線もラッシュなど何処吹く風。朝とは思えない空き具合に内心ビクビクしながら座った。窓から見えるのは見覚えのない景色。なんだか今乗ってる電車が、毎日通ってる学校に辿り着く気がしなかった。私、どこに輸送されてるんだろう。乗客も学生やサラリーマンより主婦やおじさんが多い。途中でおじいちゃんおばあちゃんの小さい団体が乗り込んできて、「いい天気ですなぁ」なんて話してるから、なんかもう熱海にでも着くんじゃないかって雰囲気だった。京王多摩センターの手前でその団体は降りた。よく見るとみんな手に出張パソコン教室のクリアファイルを持ってた。意外とハイカラ。熱海とか言ってごめんなさい。


妙に長い乗車時間がさらに不安を煽る。もうすぐ十時。一限終わるまでに間に合うだろうか。振替乗車券を駅員に渡して改札を出る。十秒歩くと、左手に小田急の改札が見え、目の前には見慣れた景色。あぁ、もう大丈夫。戻ってきた。ほっとする。でもくやしい。「多摩センター」ごときに、安心してしまった自分がくやしい。

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2010/11/13 Sat

凡人のプリン


今週も平穏な日などはなかった。


両親が一泊登山旅行に出ていた日曜日。前日にいろいろあり、朝五時からクッキーを焼き、スピッツのとげまる聴いて泣きじゃくり、数年ぶりに自分の部屋に人を招いたら、キーボードがおかしくなった。自分で書いてて意味わからん。なんかもう「いろいろ」としか言い様がないくらいに複雑なことがあったけど、基本的には「しあわせ」と言うべきなんだろう。

学校では、学科の二年生が一斉に受ける試験があった。三年次のゼミに関わる重要な試験で、出題内容は国語の基礎的な問題。あたしゃ基礎とか常識とかいう言葉が嫌いでね……かぼちゃって漢字でどう書くんだっけ?そんなレベル。噂によると去年は三分の二もの人が再試験行きだったらしい。しかも私がこの日取ってる授業が神憑り的悪運を発揮して、この日に限って小テスト・講演会・小テストのコンボ、直前に勉強しようだなんてそんな甘い考えは許されなかった。試験の手応えといえば、プリンの歯応えを想像していただければよいかと。


101110_1644~01.JPG
↑プリン。


先月Kちゃんへ一方的にスターウォーズ全シリーズを貸し付けたら、各エピソードごとにどこがよかったと細かく語ってくれて、本当にこの子はいい子だと思った。スターウォーズの話ができる友達が増えてうれしい。しかもいちいち目のつけどころがナイスで、とくにエピソード6が一番よかったらしく、「泣いちゃうほど可愛かった」とか泣いちゃうほど可愛いこと言ってた。Kちゃんはプリンの妖精だと思う。


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↑プリン。


私にとっては目まぐるしい日々、だけど、平穏と言うべきなんだろう。隕石も降らないこんな世の中では。

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2010/11/12 Fri

数字のないカウントダウン



キーボードにアクエリアスをこぼしてからのパソコン観察日記。


【直後】
拭き取って反応を見てみたが、とりあえず何ともなさそうだ。速やかに電源を落とした。

【数時間後】
触ってないのに延々と「7」が入力され続けている。他のキーを押しても「7」に邪魔されて入力できない。

【半日後】
たまに「5」になる。

【一日後】
「7」地獄はおさまったがどのキーを押しても反応しなくなった。テンキーのエンターやNumlockなどはちょっとだけ利く。時々思い出したかのように「7」が入力され始める。

【二日後】
キーボードは相変わらずだ。画面に入力されていない間も常に何かが押されている状態らしく、そのためスタンバイになってもすぐ復活する。キーボード以外にはとくに異常なし。

【三日後】
キーを無効化するフリーソフトでAlt・Ctrl・Delキーとテンキーのエンター以外を無効にしてみる。しかし何かを開こうとすると、押されっぱなしのエンターキーにより、無限にウィンドウが開き続ける擬似ブラクラ状態に陥ってしまうため、エンターも無効にした。キーボードは本格的にいらない子と化した。

【四日後】
スクリーンキーボードで文字を打ちつつ、こんなパソコンも有りかな、と思い始める。

【今日】
パソコンから時々「プ」という間の抜けたビープ音が鳴るようになる。最初は数時間に一回程度だったのが、心電図のように「プ、プ、プ…」と等間隔で鳴り続けるようになった。慌ててシャットダウンしたが、その間にも心なしか音の間隔が短くなっているようだった。電源が落ちると死んだように静かになった。

【現在】
電源入れるのがこわい。



中古、保証切れ、キーボード一体型。アクエリアスって、乾くとボンドみたいに固まるのね……。


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2010/11/03 Wed

存在意義を揺るがしに


いま一部の狭い世間では学祭シーズンなのだそうだ。あー、あれね、そういえば高校の時に行ったなぁ……あれ、そういえば私もサークルに入ってるんだよなぁ?



Kちゃんが辞めてからすっかりモチベーションも下がりきって、最後に顔出したのは五月の総会、最後に活動したのは去年十月という順風満帆な幽霊会員っぷりを発揮していたけれど、会費滞納と、学祭に向けて頑張ってる同じ二年生への申し訳なさで、十月の終わりに腹くくって飛び込んだサークル室は、「あれ?来てたの?」って勢いで地味に溶け込んだ。学祭に出品できるクオリティではないが、一年ぶりでも意外と体が覚えてるもんだ。


そんな訳で今更ながら学祭の仲間に入れてもらった。四日間のうち日曜と祝日は先約が入ってるので、月曜の準備と、火曜のフリーマーケットに参加した。いろいろミスがあって毎年学内でやってるフリーマーケットができなくなってしまったらしく、今年は学校から電車で二十分と徒歩十分、寂れた商店街と新興宗教の会館の通りにある(どちらかと言えば)広い公園で行われた。

平日昼間の公園。見たところ隣で古着を売ってるおばちゃんの方がよく売れており、公園内で一番人が集まってるのはロープウェイ、二番目が砂場といったところか。通行人はセミナーだか何だかから帰る途中だと思われるおばさんたちが大半で、あとは財布も持たず子どもを遊ばせに来た奥さん方。ビニールシートに陶器を並べ、差し入れのお菓子を食べながらただしゃべるほかにすることがない。
あれ、これ、ピクニックだ!



ちなみに一番多く買ってくれたのは隣で出店してるおばちゃんでした。ものすごい値切ってきたけどね。少しでも手伝えることがあればと参加したけど、人手が足りてるってレベルじゃなかった。結果や中身じゃない、やることに意義があるんだ。その言葉はこんな時のためにあることだけに意義があるのでしょう。

posted by あいだ at 22:22 | Comment(0) | 学校

2010/11/01 Mon

反比例マネー



おはよー!


何も書かないうちに十月が過ぎてしまったので十月の日記はダイジェストでお送りします。


 1〜 7日 浮かれる
 8〜27日 風邪、および修羅場(お肉が食べたくなる)
28〜31日 浮かれる(お肉が食べたくなる)


もしも毎日その日の出来事と心境を忠実に綴っていたなら、かなりドラマチックかつファンタジックな読み物ができあがっていたでしょう。とくにあの伝説の巨大マグロと素手で闘ってその日の夕飯(踊り食い)にした件なんかは、それはもう……!まぁ、書きませんけど。


特記すべきことといえば、お肉に想いを馳せてる時間が増したことくらいでしょうかね。体重が比例しないことを祈るばかりです。

posted by あいだ at 22:22 | Comment(0) | 日常