2011/05/31 Tue

後ろ向きに進んでいる


5月31日から誕生日までが一年で一番時間の流れを意識する。


年末年始みたいにまったり浸る感じじゃなくて、ゆったり自分を運んでいく川の中で、河口に背を向けて爪を立てて抵抗してる感じ。いつもさらさら穏やかで、何の疑いもなく身を預けてる水の流れが、この時だけやけにもったり重くて、ぬるくて、音もない絶望的な力に、この流れに抗うことはできないのだと思い知らされる。

きっと私は年をとる日に、川底の大きな石に足元を浮かされるのに似た感覚を味わうんだと思う。直前の焦り、一瞬の浮遊感、それを過ぎてしまえば元と変わらない川の流れ。昔はもっと嬉しくて、楽しいものだったんだけどなぁ。

しばらく流されてから水深の変化に気付く。もうとりかえしがつかなくなってしまった。だけどそれも長くは続かない。のんきな空を見て、足の届かない川で、流されるのも悪くないな、と思い始める。時々石の存在を思い出して不安になるけど、流れを早く感じてるうちは、たぶん上流に手を伸ばそうとはしない。無駄だから。


それでもこの時期だけはあがいてしまう。水を掴んで、すがっている。
posted by あいだ at 23:59 | Comment(0) | 空想する

2011/05/28 Sat

上映前のCMに得意げにツッコミ入れてたのも面白かった


こんな私からは想像できないほど、私の両親はアクティブです。二人の休みが合えばすぐ山に登りに行きます。私なんかは休みがあれば、すぐ家に引きこもってしまうんだけど。今週末は雨の予報。さすがの両親も登山は延期。しかし母は休みなのに家にいるのがもったいない!といったご様子。

母「あいたん、お出かけの予定ある?」
私「ないけど……(外出るのやだなぁ)」
母「三人で映画観に行かない?」
私「えいが!もしかしてパイレーt」←観たい
母「岳」

うーん……。以前劔岳で熟睡したことがあるので、今日もあんまり眠れてないし映画は絶対寝る、パイレーツでもたぶん寝る自信がある。あれちょっと待って、三人ということは父も行くのかしら?だったら夫婦で観に行けばよろしいのでは?どうしようかなーとその場では曖昧な返事をして、数分後。リビングから部屋にまで聞こえてくる母の声。

母「お父さん行かないって……誰も一緒に行ってくれないなあー!」
私「……みにいこうか」


観に行ってきました。結局父も行くことになって、母とはよく一緒に観るけれど、父と映画なんて何年ぶりだろう。ヒューマンドラマ的な邦画や日本のドラマがあまり好きではないので、期待せず「寝ないようにがんばる」くらいの気持ちで臨んだら、予想外に面白かったです。最後まで起きてたよ。渡部篤郎が渋くてかっこよかった。

私の隣にヤンキー風の男の人が女の子連れで座ったんだけど、人が死ぬシーンで鼻すすってる音がきこえたり、お腹鳴ってるのをごまかそうとしてたり、静かな場面でポップコーン食べる時に音立てないように気を遣ってるのが印象的でした。意外といい人!

posted by あいだ at 22:22 | Comment(0) | 映画

2011/05/27 Fri

Simply liking you won't satisfy me.


Kちゃんが雑誌の付録のニャンコ先生ペンケースと、まねき猫ダックのストラップをくれた。バイト先からもらってきたらしい。私の好きなものを覚えていて選んでくれたんだなぁと思うと、うれしくて、いいこだなぁと思った。

先週の木曜日に二人で時間を潰していたとき、一緒に就職関係のガイダンスに行く約束をした。12時半からで、前日に「お昼どうしようか?」とメールがきたので、ぜひご一緒にとランチに誘った。興奮して眠れず、2時に寝て、5時に起きてからずっとそわそわしてた。

12時の待ち合わせに、あろうことか2分も遅刻してしまった。女の子を待たせるなんて最低……でも文庫本読みながら待ってるKちゃんの元に駆け寄るとき、ちょっぴり幸せだった。「ごめん。待った?」「さっき来たところだよ」「じゃあ行こうか」なんだか照れくさい。

学食のテラスで和風唐揚げスパゲッティ(←斬新だよね)を食べて、一時間弱のガイダンスを受けて、駅まで歩いて解散。ガイダンスの時間は離れて座ったから、一緒にいられたのは30分くらい。あんなすてきなこと30分も!幸せすぎて死ぬんじゃないかなぁ。


構内でヨーヨーやってる人を見かけて、ヨーヨーの話をしながら歩いてたとき、

Kちゃん「(ヨーヨーのジェスチャーしながら)ヨーグルト……あれ、なんでいまわたしヨーグルトって言ったんだろう…(´・ω・)? ヨーヨーだ(・ω・)!」

……何でもないこと、Kちゃんにはよくあることだけど、私はこの一言を聞くために生まれてきたんじゃないかなってくらい、癒された。仕草のひとつひとつが魅力的すぎて困る。この人と出会うために一生分の運を使い果たしたんじゃないかと思う。帰り道、思い出したら泣きそうになった。
posted by あいだ at 17:44 | Comment(0) | 友人

2011/05/23 Mon

7℃以下ならパジャマに毛布コーデで家から出ないのがトレンド



天気予報だいすきっこあつまれ!

恥ずかしながら私めも、携帯を開く度にEZニュースフラッシュの天気予報を、パソコンを起動する度に気象庁の天気予報をチェックする野郎どものうちひとりでございます。高校時代は天気予報のメルマガをとってました。天気予報がなければ生きていけません。


そんな能天気野郎の経験に基づき、気温別に何を着たらいいのかの目安を表にしてみました。あくまで生まれも育ちも神奈川県東部、ぬるま湯暮らしの小娘の意見ですが、どうぞ参考までに。


最高気温

 〜12℃  長袖シャツ、厚手のセーター・カーディガン、厚手の冬物上着

13〜15℃  ↑から一枚マイナス、もしくは上着をワンランク薄いものに

16〜18℃  長袖、薄手の上着

19〜22℃  長袖の羽織るもの

23〜25℃  長袖〜七分袖

25℃〜   半袖解禁

32℃〜   全裸も辞さない


※下半身のことは知りません。


生地によっては下着なんかで調整しつつ、だいたいこれを目安に着る服を考えています。ついでに次の日の天気もチェックして「明日はこれを着るから今日はこれ」と決めたりします。

今みたいに気温が安定しない時期は最低気温もチェックして、帰りが夜おそくなる時などはそれに合わせて選びます。「最高気温25℃」でも25℃が屋内にいる時間のほんの一時だったりするので、気象庁の時系列天気予報(これは神奈川の)で一日の気温の変化を必ず調べています。このサイトがなかったら生きていけません。


実際はここまで厳密ではなく、人から「寒そう」「暑そう」といわれない格好ならいいかなぁと思ってます。とりあえず、神奈川で最高気温32℃以上の予報がでても訴えられないことを祈るばかりです。

posted by あいだ at 22:22 | Comment(0) | 雑記

2011/05/18 Wed

かなわぬ恋ってきっとこんなかんじだ


中学生の頃に友達から借りて読んだHUNTER×HUNTER、久しぶりにアニメを見たらえらく面白かったので、今更ながら単行本を集め始めました。悔しいけれど面白い。

最初は月に一冊のペースで買おうと思ってたんです。そうすると毎月ワクワクできるし、既刊に追いつくまでに、もしかしたら、かなり望み薄だけど、二十七ヶ月もあればあるいは、連載再開するかもしれないじゃない?でも一巻読んでそこで止めるなんて正直無理ですよ。続きが気になりすぎる。というわけで、ハンター試験が終わって一区切りつく五巻まで買いました。まぁ月に五冊買っても、半年はワクワクできるしね。

ところが、一巻から五巻までを毎日毎日繰り返し読んでいるうちに、また続きが気になってきた。原作もアニメも見て、GI編までのストーリーは知ってるにも関わらず。五巻は天空闘技場の序盤で終わってます。天空闘技場の見所といえば、ヒソカの腕を治しにマチ初登場、じゃないですか(マチ大好きです)。あぁ、早くそこまで読みたい!早く続きを!って、もう出てるじゃん!……買うしかないですよね。こんな調子で、月に一冊買うはずが、三日に五冊のペースになり、気がつけばGI編の最後まで読んでしまった。まんまとHUNTER×HUNTERの虜となってしまったのです。

本当の地獄はここからです。今まではアニメのGI編までしか知らなかったので、私の中のHUNTER×HUNTERはゴンがゲームクリアしてジン(らしき人)に会ったところで完結していました。だからそこから先は気にならなかったんです。今は、新しい冒険に片足を突っ込んでしまった。ここから先は、ブックオフに足を伸ばせば財布の許す限り続きを読める今までとは違います。私も晴れて連載再開をひたすら待つだけの被害者の一員です。「HUNTER×HUNTERが再開したら本気出す」を合言葉に、しばらくは手元のコミックスを読み返して生き延びます。いっそ飽きることができたらどれだけ幸せか……。

悔しいけれど面白い。その一言に尽きます。


【速報】

書き溜めていた上の日記を投稿しようとした時、偶然こんなニュースが目に入りました。
「HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)28巻」7月に発売か!?(日刊テラフォー)

連続で29巻も発売するという噂も。何というタイミング!今日22巻まで買ったので、早めに既刊を揃えてワクワクしたいと思います。
posted by あいだ at 23:58 | Comment(0) | 書籍

2011/05/14 Sat

サモカルジャンキーの症状


今週は最高気温が25度を超える日が何日かあって、本格的に冬が終わったんだなぁという感じがしましたね。春?何それいつ?

気温が30度近くまで上がった火曜日、私は長袖を二枚着ていたにも関わらず、朝から寒気がとまらなくて大変でした。皮膚は熱を感じるのに、体の内部からぞわぞわしてくる。何これ新食感?どんな製法?

さらにその日は、授業で友達に会って「今日の就職ガイダンス出る?」「えっ」「ハガキ見なかったの?」「えっえっ」こんな鳥肌イベントも発生。もしこれが友達と授業が合う日じゃなかったら……ぞっとします。何この寒気?何の病気?


それから、父の誕生日にプレゼントとケーキのダブルミスチョイスをやらかしたり、回転寿司でモリモリ食べたり、私にしてはボリュームのある一週間でした。さらっと書いたけど体調はけっこう深刻。それでも、目眩と尿意に負けずブックオフで漫画を立ち読む執念には、誰もが息を飲んだり吸ったり吐いたりしたとか何とか。

posted by あいだ at 22:22 | Comment(0) | 日常

2011/05/12 Thu

視力はそのままだからとてもぼやけるのだ



「お客さまをお送りするので、私をタクシーと呼んでください」

電車を利用する方はご存知かもしれません。ベルリッツの広告。あなたの英語はこんなふうに聞こえてるかもよ、ってやつです。最近はこのパターンしか見ませんが、以前はこのシリーズの「お前は何者ですか?」を見る度に笑いを堪えるのに必死でした。


広告って一発気を引ければそれで役目を果たしたようなもんだから、まじまじとあら探しして揚げ足とるのは野暮ってやつで、どんなにうまい指摘しようが気を引かれてる時点で広告の術中にはまってるんだよ。だから「この広告は不自然」なんて英語力アピールはしないけど、あえて言うなら、この広告の中島敦似の男性が本名タクシとかで、お客さまをお送りする際に車内で気まずくならないよう、少しでも打ち解けようと、自分の名前とタクシーをかけたジョークを言ったつもりだとしたら? あるいは本名は全く違うけど、会社では(私服でタクシー運転手みたいなベストを好んで着ることから)陰でタクシーと呼ばれていて、「陰口とか全部聞こえてますけど?」的な皮肉を込めた上での台詞だとしたら? またあるいは、私はこの説が最も有力だと思うんだけど、ある時はサラリーマン、またある時は中島敦のそっくりさん、そしてその正体は正義の味方タクシーマンだとしたら?「助けてタクシーマン!」と叫ぶと、みなぎる営業パワーによって彼の特注スーツがシャキンシャキン!とメタリックに変形、通常のサラリーマン型からタクシー型に変身し、四肢にはタイヤ、背中にはメーターが現れ、さらにはメガネの度が上がるなど、とにかくもうすごいことになるのだ。それらを踏まえての「私をタクシーと呼んでください」だとしたら……!?


広告っていい暇潰しになるよね。
posted by あいだ at 22:22 | Comment(0) | 空想する

2011/05/09 Mon

変化


最近@cosmeでクチコミを投稿するのがちょっとした楽しみになってます。とはいっても化粧無関心歴=ほぼ年齢ですから、ちっとも詳しくないんだけど。

一見、好き勝手に個人の感想を書いているように見えて、商品のレビューって意外と奥が深いんですね。無益な文章を書き連ねるのには慣れていますが、第三者が読んで役に立ったと思えるように書くっていうのは、なかなか難しいもので。映画や曲のレビューなら100%自分の感覚でいいけど、クチコミを見て商品を買う人がいることを考えると、文章だけで「こんな感じ」と想像できるように伝えたい。となると万人に共通する情報も必要になってくる。主観と客観のバランスが難しいのです。意外と書きがいがありますよ。それに、誰かに感謝してもらえた時の喜びは計り知れません。

とはいえ、なんだかんだいってクチコミや論文は筆が進みやすい今日この頃。逆に、メールやブログなど私的な文章を書くのが苦手になってきました。どうしたものか。単純にネタがあるかないかでしょうかね。生活には支障がないけれど、なんだか得体の知れない焦りを感じています。

posted by あいだ at 22:22 | Comment(0) | 日常

2011/05/06 Fri

ほめてよ



ゼミの飲み会がありました。ただひとり知り合いゼロの、完全アウェイ状態だったけど、その道ではかなり偉い先生の、何ともありがたいお言葉に、救われました。それから、そこの居酒屋さんの料理と雰囲気がすばらしかった。人数は半分以下なのに、こっちのテーブルのほうがお皿が早く片付きました。肉もケーキも遠慮なく食べられて満足。

なんか、こういう飲み会のあと、ひとりで家に帰る駅のホーム、電車の中で、急に自分の存在が虚しくなるのって、私に限ったことではないんでしょうか。誰にでもあるのだとして、この気持ちに名前はあるんですか。飲み会ブルー、もしくはシンドローム。


あ、五月病か。


でもさ、とりあえず五月病って言っとけばいいや、みたいなそういう風潮にさ、逆らっていきたいよね。型にはまりたくねぇ。でもちょっと流されていたい。わかるかい、キミ。

posted by あいだ at 22:22 | Comment(2) | 学校

2011/05/05 Thu

でも前回よりランクアップ



今季「揉みたいもの」ベストスリー結果発表。

1.ふくらはぎ
2.小動物の毛
3.生肉


「指の間から溢れるほどの腋毛」は惜しくもランク外(69位)でした。


何はともあれ、先日の旅行記を追記で。

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posted by あいだ at 22:22 | Comment(0) | 出かける

2011/05/03 Tue

せめて無駄な買い物じゃなかったと思いたい



君は、今まで百均で「百円だから」と買ってきたそこまで欲しくはないモノの数を覚えてるかい?もしかしたらそれに費やした金額は、今まで「高いから」と諦めてきた本当に欲しかったモノの値段を上回ってるかもしれないよ。


まぁ、だからどうだってことはないんですけどねー。



それはともかく土曜日に箱根へ行ってきたよ。

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posted by あいだ at 22:22 | Comment(0) | 出かける