連休中にNちゃんが18歳になったので、プレゼントを渡してみた。何がいいかなぁーとりあえずプレミアムカルピスと何かかな?ってアバウトに見当をつけて、日曜日、サティの食品売り場で何かを探してみる。お菓子をプレゼントって一番凝れるし迷わなくていい方法だよね、なんて思ってたけど、いざNちゃんの喜んでくれそうなモノとなると、あれ?Nちゃんってイチゴ味ダメな子だっけ?いやそれはAちゃん…?でもダメな気がするからやめとこう…マロン味とかも未知だなぁ…って選択肢が消えてって、最終的には無難なチョコばっかりになってしまった。プレミアムカルピス、ショパン、紗々、ディアカカオ、假屋崎省吾がデザインした花のパッケージのアーモンドポッキー…という『なんちゃって高級感』と、105円の五円チョコパック(ハイレルモン的な縁起モノとして)と、あの細長いゼリー状の駄菓子(趣味)。そしてNちゃんが帰りに買って食べ歩いてしまうほど大好きな大福、サティのは賞味期限が翌日だったから、渡す当日の朝にコンビニのを買った。あと何か残る物もあげたいなぁということで大福のついでにペンを四本。それらをダイソーで買ったいい感じの紙袋に入れて、家出る前に母に持っていきなさいと渡された梨一つを丸っとオマケして、これ完璧だろう!梨は嫌いな人いない気がする!ちょっと重くなっちゃったけど、このセットならきっとNちゃんへの感謝と愛が伝わるはず…!そう思って自信満々で学校に行って、Nちゃん誕生日おめでとう!って渡すと、ありがとうと言って袋を見て固まるNちゃん。な、何かお気に召さないものが…!?もしかしてキティちゃんの紙袋がダメだった!?するとNちゃん、紙袋の取っ手を止めていたリボンを指して、「これ外してくれる?」 あっ!そうだNちゃん、モールが触れないほど苦手って言ってたっけ!そうだった、それだいぶ前に聞いたなぁ。見るのも、モールっていう言葉を聞くのも嫌らしい。素敵すぎるよ、その感性…。取っ手からリボン付きのモールを外してあげて、改めてプレゼントしました。中身は好みを考慮して選んだのに、意外なところで苦手なモノをあげてしまった…。まぁ、その後もモールを出す度に反応するNちゃんが面白かったので、個人的には成功です。
Nちゃんのいる学校は幸せです。家にも街にもいたらいいのに。