2009/02/21 Sat

言文一致率400%


読書記録でもつけるかー。だってよ、高校卒業したら球技大会がどうしただの文化祭がやべえ楽しいだの、そういう定期的な話題がなくなるわけじゃないか。寂しいじゃないか。書くことないっつうの。だけど恐らく今後定期的に何かしらの本を読むと思われるので、紹介も批評も一人前にできないけど、記録つけるくらいなら私にもできるんじゃないか?ほら、こうやってAmazonのリンクなんか貼るとブログっぽくていいんじゃないか?これがみんなやってるアフィリエイトってやつですね。アフィリエイトってよく聞くけど意味知らなかったから今調べたわ。トラックバックもいまだに何かわかってないからね。なんでかそういうの抵抗あるんだよね。あんまりブログらしい事をしたくないというか。大和撫子らしくないというか。あぁでも紹介料はいらないけど画像は使いたいなー。かといっていちいち写真撮るのも面倒だしなぁ。まぁいいか、詳細知りたきゃあ勝手に検索しろ!という方針で。インターネットがあるなら自分で調べなさいよね。まったく楽することばっかり考えて。世の中にうまい話なんかないんだからね。

というわけで、早速本を読んだので記録します。





    日本語の歴史
    山口仲美  (岩波新書)


入学までの課題(読書感想文×4)の一冊目。なぜこの本を選んだかっていうと、大学から届いた「これを読みなさいリスト」の中で唯一ブックオフにあったからです。いや、ちゃんと絞り込んだ中から選びましたけどね。みんな高い本ばっかりなんだもん。

タイトルからわかるように、まさに歴史書。なんだけど難しくなくて、読みやすかったよ。こちらとしては有難い。中国に漢字を借りた奈良時代から、かなが生まれ、言文一致運動などの苦闘を経て、現在使用している言葉に至るまでが時系列で書かれていて、これが非常にわかりやすかった。学校の古典の授業って、たとえば枕草子の後に俳句や短歌を取り扱って、そんで今度は漢文なんかやってまた万葉集に戻ってみたりって、飛び飛びに教わるもんだと思うんだけど、そうすると「この時代の言葉とこの時代の言葉は違う」って事には気付きにくいもんね。どの時代でも古文は古文じゃないかと。受験には関係ないからそれでいいんだけど。でもこうしてじっくり変遷を追っていくとまた違う発見があって面白いんですね。『舞姫』なんかも授業でやった時は豊太郎テメーとかしか思ってなかったけど、あの時代の流れを踏まえた上で言葉に注目して引用文を読むと雅文体スゲーって思います。

他にも係り結びが消えていく過程などが書かれてますが、これは以前から興味ありました。高三の古典で、『蜻蛉日記』の時にあれだけしつこく係り結びを教わったのに、次の授業『雨月物語』では先生「ここに係助詞があるけど結びが連体形になってませんね。これは江戸時代の作品だからです」って、サラッと次に進んでいくんですよ。あの時Nちゃんも古典の先生に質問しに行ったのを覚えています。ちょっと待てと。今まで教わった係り結びは何だったのかと。あのモヤモヤがやっと晴れました。モヤモヤしてる人は読めばいいんじゃないの。で、私の代わりに感想文書いてくれればいいんじゃないの?


タグ:読書
posted by あいだ at 17:17 | Comment(0) | 書籍
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