父が、出来上がったスーツをお店まで取りに行ってくれたので、確認のためにもう一度着てみました。あの、…うん、試着の時はスーツ初装着だったせいもあって、どうやら興奮物質に満ちた脳が鏡に映った自分を都合良く美化してしまっていたようで、改めてこう部屋で冷静に向き合ってみたらガッカリするレベルで似合いませんでした。まぁ、それはしようがないかなと思って諦めるしかないのです。今まで似合う洋服を着た試しがないもの。私にはよくあることなのです。あと試着の時はワイシャツの下にキャミソール的なものを二枚着てたので、結構むっちり感があったのですが、直に着てみるとあまりに貧相な上半身でガッカリしました。全体的にストーンとしていて、減り張りなんてあったものではないのです。まぁ、色気がないのもしようがないかなと思って諦めるしかないのです。肉弾戦には対応してないなんてことは、わかりきっているもの。しかし「今より百グラムでも肥えてしまったら入らないのでは?」と心配されていたスカートのウエスト部分には、かなりの余裕がありました。これは少し嬉しい。余裕どころか、もう一回り小さいサイズでも易々と入りそうな気がします。上着だってまだまだ余裕ありますし、肩幅なんかは持て余しすぎている気がします。だけどこれらは所詮、女の性ゆえの欲望と願望が「あたしはもっと細いのよ」と主張したいがため「まだまだ指が入るじゃない」なんて強がり・虚勢・見栄を張っているに過ぎません。以前も言いましたが、女というものは体が細ければ細いほど、体重がゼロに近ければ近いほど偉いと思っている生き物です。その方が男性の目に留まり、良質な遺伝子が子孫に受け継がれる可能性が高まる、そんな勘違いだらけの本能を持っているように思えてなりません。…という私の見解もきっと勘違いで、女は常に勘違いをする生き物、嫉妬と被害妄想の塊、冷静と情熱のあいだ、好評上映中。ほら、こんな見え透いた嘘を平気で吐くのです。ああ、醜い。女は醜い。しかし、どうして、同じ女性でありながら彼女はあんなにも綺麗なのでしょう。私の歪んだ見解の中で、これだけは勘違いではないと断言できます。
何度も言うようですが今月は乙女強化月間、言葉遣いを丁寧にして、テンプレートだって可愛くして、年頃の女の子らしくお洋服の話題をしていたのに、何で最後はこうなっちゃうのかなぁ。というか、今更ながらこの強化月間、無駄な気がしてなりません。ただのセルフ言論弾圧です。でもあと一週間ちゃんと続けます。だって、たとえ何があろうと一度決めたことは最後まで貫かなくちゃあ、男らしくないじゃない。