2009/03/24 Tue

すぐ中毒になるのよ

      
携帯電話の料金照会を毎日必ずチェックすることで業界にその名を揚げた私あいだ、しかしKDDI側で何かトラブルが発生したらしく数週間前から料金照会停止中、いくら使ったのか、無料通話はどれくらい残ってるのか分からない状態、つまり情緒不安定、禁断症状中、アウイエー。


…なのです。






    海を見る人
    小林泰三  (ハヤカワ文庫JA)


一週間前『目を擦る女』と同時に買いました。三日前くらいに読み終えたけど、理解できていない部分がいくつかあったので(しばらく集中できない環境だったこともあって)、再読して本日読み終えました。全七篇、ひとつひとつの密度がすごく濃くて、バッシャーと気合入ってる感じがしますね。

全てハードSFで、全て良作でした。かなり良いです。残念ながら私は計算機片手に読む技術はないのですが、それでも良いです。何より、ヒロイン的な女性がどれも魅力的。いや、まぁ「母と子と渦を旋る冒険」はともかくね。あれは純一郎君って誰だよ!って笑うところでしょうね。もしくは前半の描写で興奮するところ。物語としては表題作「海を見る人」と「独裁者の掟」と「門」が好きです。SF要素を抜きにしても楽しめます。世界観としては「キャッシュ」が面白かったかな。角川ホラー文庫のぐちゃぐちゃしたのもいいけれど、やっぱりSFの方がバッシャーと気合が入ってて良いですね。「仮想空間ネタばかりだと飽きられるぞ」なんて、とんでもない。どんどんやっちゃってかまわんよ。


そうそう、もうすぐホラー文庫から新しいのが出るそうです。その名も『臓物大展覧会』、このタイトルが直球なのかどうかは読んでみないとわかりませんが、そうそう、『聖☆おにいさん』三巻もそろそろ発売ですね。だけど今、読みかけの本が五冊くらいあって、十冊くらい枕元に積み重ねられてるので、それがなくなったら購入を検討しようかな。手頃な本棚が欲しいです。それが贅沢だというなら、せめて積み重ねずに本を並べられる場所だけでもいいです。今の部屋に収納スペースを作るには劇的ビフォーアフターくらいじゃないと無理。


タグ:読書
posted by あいだ at 10:11 | Comment(0) | 書籍
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