2009/04/19 Sun

嫌いだった自分のこといつの間にか許してた


サンミュージックのライブを見に行った。通ってた高校の近くのショッピングモール、ここでは月に一度くらいのペースでお笑いライブをやっている。あ、でも今月はあと一回あるらしいよ。今日は二時からのを見ようと思ってたんだけど、家で夏目友人帳(アニメ)を見始めたら止まらなくなったので、四時からのを見に行った。夏目友人帳、あれはいい。夏に見たら最高だろうな。高二の時一巻だけ借りたっけ。余裕があったら揃えたい、と思った。

で、三時に家を出る。小田急で行けば片道240円、途中まで定期で行けるから120円、でもあえて相鉄線に乗り換えて片道310円。相鉄線、あれはいい。日本中の駅全部、相鉄で行けたらいいのに。高校時代とまったく同じ車両に乗り、同じ通路を辿り思い出に浸る。小田急ではガラガラの座席を無視してドア付近に立った。いつも朝は満員だったから。相鉄では座った。座ってこその相鉄だから。ドアが開く度に、知った顔の制服姿が飛び込んでくる気がして、でもそんなことはなくて、誰彼構わず話し掛けてる変なおじさんを無視しつつ終点で降りる。あ、ホームにある立ち食いそば屋、結局在学中は一度も食べなかったなぁ。きっとここで食べることは一生ないんだろうな。「一度は食べたいね」って帰り道に何となく思い描いた、友達と制服でドキドキしながら暖簾をくぐる近い未来は、今は一度も訪れなかった過去になってるんだね。右手に見える小田急のホームも、そば屋から漂う胃のもたれそうなカレー臭も、怪しい人が多いのも、この独特な雰囲気は変わらないけれど、今の自分と高校生の自分との間にはどうしても超えられない壁があって、今の私がいくら叩いたって壁の向こうは止まったまま、見せてもくれない、ケチ、でもなんでかなぁ、思ってたより寂しくないんよ。高三くらいの時に工事で少し広くなったホームの上を、音を立てながら人混みに追い抜かされながら歩き、薄い板みたいな後付けの足場を踏むと空洞の音がして、板の下には少し前の自分がいるような気がして、だけど足音は届かない。知ってる。あの頃ここを歩いた私にその音は聞こえなかったから。自動改札にパスモを押し当てるとピッではなくピピッと鳴った。現金の減る音。残金を確認してから顔を上げる。…なんだい、ここは!相鉄と小田急を繋ぐ通路が真っ白艶々、立派なエスカレーター、都会みたいになってた。…そっかぁ。完成したんだね。相鉄のしょぼいホームと小田急のしょぼいホームを繋ぐ通路、工事が始まってからは乗り換えが遠回りになって「ここどうなるんだろうね」「完成する頃にはもう卒業してるよ」「そっかぁ。私たちどうなってるんだろうね」って、その未来が今。そっかぁ。お前、こうなったんだな。駅もきっと同じこと考えてる。ハイ、私はこうなりました。おっすおっす。


……戻りたいわけじゃないけれど。

タグ:ライブ
posted by あいだ at 22:20 | Comment(0) | 日常
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