もしかしてモテ期なんじゃないか?って錯覚するくらい、いろんな人に話しかけられたこの二十日間。下手に話しかけたらなんか思わぬダメージをくらいそうな気がして、群衆の中では一匹狼を決め込んでいたんだけど、そんな一人ぼっちの私に優しい声をかけてくれる子、恵まれてる。というか恵まれすぎている。私のくせに。おかしい。経験上こんなことがあるはずない、やっぱり疑心暗鬼。でも意外と話しかけやすいオーラが出てるのかもしれない。よく道訊かれるもんなぁ。せっかく仲良くなったんだからぼろが出ないようにしないと、でも打算的なのは得意じゃないからついうっかり「アルマジロはかわいいんだよ」とか言ってしまう。相手が呆気にとられてるのを見て、しまった、と思い「いや、だからね、アルマジロって結構人懐っこくて、ちょこまか動くし…」なんていらぬ力説をする始末。彼女は「へ、へぇ…そうなんだ」と愛想笑い。下手なことは言わないに限るなーと布団の中で反省。まぁ変な子だと思われてもいいや。私は楽しいもんよ。今日は他クラスの女の子に今度ご飯食べようと誘われて、尻尾を振りながら快諾しました。モテ期すぎる。でも、こんな私でいいのかい?って思っちゃう。せめて期待を裏切らないように精進しよう。暗い子だとバレないようにたくさん話そう。若い子の服を見倣おう。無駄に遠慮しない。無駄毛を剃る。欠点だらけでもそれを隠蔽して数少ないたいしたことないセールスポイントを誇張する、そうだ、悪徳商法を見倣おう。
そんで定期的に気取らなくていい人と会って和んで頑張ろうって思えたら、結構なことだわ、それがいい。こんなややこしい手順を踏まないとうまく生きられない動物は人間だけですね。人間に生まれてきちゃった以上はややこしくてもやらないと、人間に生まれようと決めたのも私なんだし(本当は違うのかもしれないがそういうことにしとこうって私が決めた)、ここはひとつきっちりオトシマエつけないと、それが義理だろうよ、えぇっ?ダンナ。
というようなのが最近の主な思考パターン。平和ボケ。鳩のほうが苦労してる。マグカンは頑張る鳩を応援しています。