「一曲目は何だと思う?」
「うーん」
「じゃあ何がいい?」
「…ターミナル・ヘヴンズ・ロック!」
「Kちゃんは本当にそれ好きだねぇ。面白そうだけど」
「あいだちゃんは?」
「…Thank you, my twilightだったら死んじゃう」
死んだ。
the pillows 20th Anniversary LATE BLOOMER SERIES 06
LOSTMAN GO TO BUDOKAN
本日のライブの様子は後にDVD化されるそうなので、ここではセットリストや細かいMC等は省き、主に同行してくれたKちゃん(クラス・サークルの友達、持ってるCDは全て貸して洗脳済、シンちゃんとターミナル・ヘヴンズ・ロックが好き、天然)と私あいだ(アウイエー)目線での超個人的な916を綴ります。まっとうなレビューを見たいならどうぞ他を当たってくれ。
◇集合〜物販
14時半、九段下駅にてKちゃんと合流。約十日ぶりの再会だったので合宿の話や「他の友達から全く連絡ないんだけど私抜きで遊んでるとかじゃないよね…?」というような話をしながら武道館へ。階段を昇り、地上に出て、坂を上り始めるとともにずんずんとテンションが上が……
「今、毛虫がいた」
「え、どこ?」
「Kちゃんが見なかったなら見なかったことにする」
一瞬テンションが下がったけれど、一つ目の門をくぐったらそんなのは吹っ飛んだ。壁に沿って長蛇の列。門を入ってすぐ左に「グッズ販売最後尾」のプラカード。物販16時からって聞いてたんですけど。まぁ並ぶしかあるまい、いや暑いねKちゃ……
「毛虫、毛虫!」
「どこ、どこ」
「足元、あ、ここにも!ウヒィ〜」
毛虫、しかも一番嫌いなタイプの毛虫(平べったくて大きめのタイプ)が本当にウジャっとね。そんな木の下で一時間並んだ。足元の毛虫を監視せざるを得ない状況でありながら、不思議とテンションは下がらなかった。で、毛虫にも慣れてくると話題はピロウズ寄りに。
「そういえばねぇ」
「うん」
「シンちゃん描いてきた」
「!?」
突然何を言いだすのか!とりあえず携帯で撮った画像を見せてもらった。うまっ!!何やってんだKちゃん!かわいすぎるぞ!赤外線で送ってもらいました。だいたいこういう所に来る女の子ってきゃいきゃいしてるじゃないか、ピロTで電車乗ってきた子も騒ぎすぎてちょっと嫌だったんだけど、Kちゃんはのほほんとしてて癒される。そんなKちゃんの癒しエピソードをもう一つ。物販の列が武道館(本体)に近付いてくると、リハーサルの音漏れが聴こえてきた。聴きたいけれど聴きたくない。というわけで、
「聴かないように何か話してようよ…あ、そうだ、しりとりしよう!」
武道館の横でピロウズ全く関係ないしりとりを真剣にやっていた。でも二人とも国文学専攻のくせに語彙少ねえ、ルとかムならともかく、まだ数回しか出てないカとかスで悩んじゃって、逆に沈黙しちゃうという。しかもKちゃん、本気でンの付く言葉言って、私がアレ?って言うまで気付かない。それが三回くらいあった。まーいいよいいよKちゃんなら許す!って言ってたらキリがないんで、「グッズ買うまでに回答権持ってた方が負け」というルールを追加、最後は私が「すりおろしりんご」で逃げ切って勝ちました。物販テントにありつけたのは16時半頃かな。開場三十分前でも門まで列伸びてたから、早めに買えて良かった。
買ったもの↓
正統派916Tシャツ(笑)、ハイブリッドレインボウタオル、バスター君リストバンド、ぬいぐるみ白、袋、DVD(BUSTERS ON THE PLANET)、CD(Ladybird girl)
合計一万円くらい。3000円以上でもらえるシールを二枚もらった。DVDは限定ステッカーがかわいくて買ったんだけど、ついてきたのはポストカード、よく見たらavex移籍後の買わないといけないらしくて、並び直してCDも買った。ポストカードは持ってるやつ(キング版ベストについてきた)だったのでKちゃんにあげた。喜んでた。
◇開場〜開演
早速トイレで着替えて、軽食を取って、三十分前に入口付近の人混みに潜入した。「あのTシャツいいなぁ」とか「もうすぐだー」とかそんなことばかり話してた。で、18時になると前の方が騒がしくなってきた。メガホンのスタッフの声が本当に何言ってるのか分からなくて、三メートルくらいに近付いても聞き取れず、アワアワしてたら「A2の240番まで入れます!」アッ!もうすぐだ、前行こう前行こう、「A2の260番まで入れます!」で小走り。クロークだったんだけど、テンパっちゃってテンパっちゃって、お金払ったのに肝心の袋を受け取らずに行こうとするし、袋の口閉められないし、アワアワしちゃって申し訳なかった。で、無事に荷物を預けて、アリーナへ。Kちゃんの希望でpeeちゃん側へ。
「ふぉおおおお」
「近いね!」
「ふぉおおおお」
本当にナイスポジション、最前列まで二メートルない、前には四人くらいしかいない。こんな日に、こんな場所で聴けるなんて。ちょっと透けてる白い布?がステージを隠していた。前日に読んだTalking Rockで一曲目は何かやるって書いてあったから、何やるんだろうっていろいろ想像してたらソワソワしちゃってどうしようもなくて、またしりとり始めた。そうしている間にも会場はどんどん埋まっていった。どんだけンつく言葉言っちゃうんだこの子は……って思いながらヘラヘラしてたら突然暗転。ステージのスクリーン(白い布)に映像が…剣がこう、三本交わってドイーンと…(この辺りは説明しづらいんでDVD見ろってことで)、その映像に気取られていたら、ピッピピロピッって電子音のイントロ。パァン!と爆発音とともに幕(白い布)が落ちて、ピロウズ登場。一曲目Thank you, my twilight。中二の時ピロウズを知ったきっかけはストレンジカメレオンだったけど、最初に買ったアルバムはThank you, my twilightで、ずっと好きな曲だったから、一曲目にやったら最高だろうな、ってずっと思ってたんだ。タワコレ特典のブックレット(後半)でも「僕のルーレットはまだ回り続けてる」って書いてあって、もしかしたら、ってちょっと期待してたんだ。もう何も言うことはない。
◇セトリ
やっぱり載せます。DVD出るまでニヤニヤする用。
Thank you, my twilight
MY FOOT
No Surrender
Another Morning
Wake up! dodo
プロポーズ
スケアクロウ
New Animal
90's my life
僕はかけら
ONE LIFE
1989
サリバンになりたい
Ladybird girl
Funny Bunny
I know you
ストレンジカメレオン
サードアイ
この世の果てまで
その未来は今
雨上がりに見た幻
ハイブリッドレインボウ
Please Mr.Lostman
Swanky street
Calvero
Ride on shooting star
LITTLE BUSTERS
POISON ROCK'N'ROLL
映像や演出が凝っているやら訳分からないやらで楽しかった。壮大だったけれど、隙がない…訳ではないところがピロウズらしいというか。ストレンジカメレオンでどっかの民族がヤリ持ってる映像が流れた時はどうしていいのか分からなかった。Ride on shooting starも面白かったなぁ。枯れた木に星が咲く映像は良かった。MY FOOTツアーは初ライブでうまくノれなくて、こないだのお台場は席があってノれなかったけど、今回は跳ねた跳ねた。拳も挙げた。既にライブDVDに収録されてる曲がわりと多かったけど、参戦するのはまた違うね、何度もライブ映像見たI know youだって手拍子やると楽しいもんな。前にいた年増のお姉さんがジュリアナ東京!みたいなノリで手ヒラヒラ腰クネクネ髪ペシペシ当たるわでなんかもう逆に面白かったわ。あと帰りにチラシ配ってるダイノジ大地を見た。いいことしか思い出せねえ。とにかくもう格好良かった。感動しない訳が、ないだろっ。いい夜だった。いい夜だったよ!あ、一応言っとこう、the pillows20周年おめでとう!
それじゃ、また会おう!!!!
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