2010/05/20 Thu

小さな議題の大きな学会


いつの時代も学生の三大悩み事といえば、「授業中の居眠り・すぐお腹が空く・お腹がよく鳴る」これに限る。それ以外ある?ないだろう。この永遠の悩みを解決することこそが学業の最終目標であり、実際私は学校にいる間「なぜ授業中の居眠りは止められないのか」「なぜお腹が減るのか」「なぜお腹が鳴るのか」という疑問を常に自分に投げ掛けている。これら人類最大の謎を解き明かすためのヒントを得る手段として、人間は医学や法律や文学や芸術を研究するんだ、と思うんだ。

私が最近辿り着いた解釈はこうだ。まず物を食べる。で、中の人たちが、食べた物を消化するために胃に集まる。とくに私の中の彼らはバカだから、授業中にも関わらず脳を働かせる仕事も忘れて一心不乱に消化活動に励む。食べ物最優先とは何と卑しい!誰に似たんだか…。手薄になった頭は休息してしまう。これが居眠り。眠っている間にも彼らはバカの一つ覚えでとにかく胃の内容物を吸い尽くすことに夢中になる。ダイソンにさえ劣らない吸引力であっという間に胃の中は空っぽになる。そして各々が持ち場に戻り、本体である私をガクッと揺らして目覚めさせたところで、彼らは勝利の雄叫びをあげる。…これがお腹が鳴る原理だと思う。私が必死でお腹の音を教室に響かせまいとしている間、腹の中では「もう終わったよー!」「褒めて褒めてー!」などとのんきに騒ぎ散らしているのだ。もしくは「次オッケーっすよー!」っていう合図。私が我慢すればするほど奴らは「あれ?聞こえてないのかな?」とさらに激しく鳴らし続けるのかもしれない。何というありがた迷惑。食べて三時間で空腹って…。もっとゆっくりじっくり消化してくれよ!そんなにアピールしたって褒めてあげないんだからね!

でもちょっと憎めない存在になってきた。目標達成は近い。

posted by あいだ at 22:22 | Comment(2) | 空想する
この記事へのコメント
あはははは! あれ雄叫びだったのか! じゃあしゃーねえな。 学生時代「どういう体勢がお腹が鳴らないか」とか「鳴ってもどうやって自分じゃないと思わせるか」に心血を注いだもんだけど、そういった事情ならしゃあねえ。 雄叫びしゃあねえ。
Posted by 青島 at 2010年05月25日 21:41
そう、しょうがないんです。ちょっぴり頑張り屋さんなだけなんです。認めてもらいたくて、時にはヒステリックになってしまうんです。「今日もよく頑張ったね」って褒めてあげると大人しくなるかもしれませんね。…家事の辛さを夫にわかってもらえなくて悩んでる専業主婦か!

もはや常習犯なので「どうやって自分じゃないと思わせるか」の研究は最初から放棄してますが、これについては近くの人のお弁当を手当たり次第奪って食べたらいいんじゃないですかね?強制的に空腹にさせちゃってみんなでお腹鳴らせばバレない!こっちのお腹も満たされるし一石二鳥!ただし精神的に距離を置かれる可能性が高い上、物理的に距離を置かれたらこの作戦は成立しないので注意。しゃあないね。
Posted by あいしま at 2010年05月25日 22:15
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