2010/09/16 Thu

Don't blow out your candles


やあ、ごきげんよう!

ここに良いニュースと悪いニュースがある。
どっちから話そうか?


オーケー、悪い方から片付けてしまおう。


サマーバケーションの前から、九月十六日に友達ととあるテーマパークへ行く約束をしていたんだ。どこかって?Hoo!ディズニーに決まってるじゃないか!だけどNo、こんな日に限って朝からどしゃ降り、ウェザーニュースじゃあ全国的に一日中雨模様だってさ!ツイてないだろう?


いいニュースも聞くかい。







雨天決行は揺るがないのです。



舞浜駅前は平日の朝とは思えないほどの混雑っぷり。雨だからディズニーシーにしようということで意見は満場一致、売店で高級カッパ(800円)を購入してモノレールでゴー。

カッパをその場で装備したけれど、開園直後にはほぼ止んでいた。ラッキー。真っ先に夕方のショーのチケットを取って、タワー・オブ・テラーのファストパスを取って、センター・オブ・ジ・アースから。ちょこちょこ降る雨にレイジングスピリッツが時々運転見合わせしてるくらいで、休止中の海底二万マイル以外のアトラクションは問題なく動いていた。一番混んでるもので一時間待ちだったかな。どれもだいたい三十分以内には乗れたよ。


アトラクションに乗る度、楽しい思い出を共有していく。でもタワー・オブ・テラーだけは違った。Kちゃんは絶叫・ホラーともに苦手らしく、乗る前のシリキウトゥンドゥが消えたあたりからかなり怖がっていて、私は「今頃次のお客さんのために定位置に戻ってるから大丈夫だよ」とか「あれシフト制のバイトだよ」なんて適当なこと言いつつ、Kちゃんがいとおしくてしようがなかった。エレベーターでは二・三で分かれ、私はKちゃんと二人で座ったんだけど、隣で縮こまるKちゃんがそれはもうかわいくて!私のほうにちょこんと寄りかかってきた。手すりを掴んでるKちゃんの手を、上からしっかりと掴んだ。私もこれ系に関しては得意な方じゃない。だけどそりゃあ好きな子の前じゃ強気にもなるよ。一人だけみんなとは違うドキドキを味わっていた。落下直前に撮られた写真の私とKちゃんが、ほんのちょっとだけ距離が近いことに、他のみんなは気付かなかっただろうけれど。


昼はマーメイドラグーンのハンバーガー。ポップコーンはカレー味をハロウィン限定バケットで。ブラックペッパーポークリブはもはや反則。一通り満喫して、ショーの前に各自お土産タイム。ここら辺で今まで騙し騙し持ち堪えていた天気が一気に下り坂へ。残念なことに、予めチケットを取っていた六時からのショーは雨で中止。前列のいい席だったのに……残念。

その後も雨は止む気配はなく、最後の水上ショーまでの時間をどこかで座って潰すことにした。というわけでミラコスタに入った。ロビーだけなら宿泊客じゃなくても入れるんだね。知らなかった。リッチな気分を味わいながらソファーでぼーっとしていた。


ブラヴィッシーモの時間になって、段差になってるとこへ移動。雨は本降り。カッパをしっかりと着込み、持参したビニールシートに荷物を置いて、折りたたみ傘で荷物をカバー。前の列に立っていた女の子たちはびしょ濡れだった。カッパ買ってよかった。ショーが始まる。雨が強くなる。水の精と炎の精が出てきて、二つの精霊がどうのこうので一番盛り上がるところで、バカみたいに強い雨が私達を襲った。顔が濡れないようにカッパの帽子を手で押さえながら、激しい雨の音を聴きながら見たショーは、三年前の晴れた日に見た同じショーよりずっと美しかった。あれかな、高校の文化祭体育祭の本番が雨だとなぜかテンション上がるみたいなノリに近いかな。最悪なはずなのに一生忘れたくないと思った。傘を差さずに雨に打たれると、心が清まるというか、今この時を生きよう的な輝きにつつまれるよね。


興奮さめやらぬままザンビーニ・ブラザーズ・リストランテへ駆け込んで、シーフードドリアで暖まった。お別れの時間が近付くにつれて雨は弱まっていった。最後に地球の前で集合写真を撮った。私は一番早くみんなと別れた。



もう何度目かなのに初めて来たような気分だ。まさか二十歳になって魔法を信じてしまうとは。

死ぬまでに恐らくあと数回はディズニーに行くだろうけれど、今日のことは上書きされずに記憶に残り続けてほしい。

posted by あいだ at 23:59 | Comment(0) | 出かける
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