Kちゃんが雑誌の付録のニャンコ先生ペンケースと、まねき猫ダックのストラップをくれた。バイト先からもらってきたらしい。私の好きなものを覚えていて選んでくれたんだなぁと思うと、うれしくて、いいこだなぁと思った。
先週の木曜日に二人で時間を潰していたとき、一緒に就職関係のガイダンスに行く約束をした。12時半からで、前日に「お昼どうしようか?」とメールがきたので、ぜひご一緒にとランチに誘った。興奮して眠れず、2時に寝て、5時に起きてからずっとそわそわしてた。
12時の待ち合わせに、あろうことか2分も遅刻してしまった。女の子を待たせるなんて最低……でも文庫本読みながら待ってるKちゃんの元に駆け寄るとき、ちょっぴり幸せだった。「ごめん。待った?」「さっき来たところだよ」「じゃあ行こうか」なんだか照れくさい。
学食のテラスで和風唐揚げスパゲッティ(←斬新だよね)を食べて、一時間弱のガイダンスを受けて、駅まで歩いて解散。ガイダンスの時間は離れて座ったから、一緒にいられたのは30分くらい。あんなすてきなこと30分も!幸せすぎて死ぬんじゃないかなぁ。
構内でヨーヨーやってる人を見かけて、ヨーヨーの話をしながら歩いてたとき、
Kちゃん「(ヨーヨーのジェスチャーしながら)ヨーグルト……あれ、なんでいまわたしヨーグルトって言ったんだろう…(´・ω・)? ヨーヨーだ(・ω・)!」
……何でもないこと、Kちゃんにはよくあることだけど、私はこの一言を聞くために生まれてきたんじゃないかなってくらい、癒された。仕草のひとつひとつが魅力的すぎて困る。この人と出会うために一生分の運を使い果たしたんじゃないかと思う。帰り道、思い出したら泣きそうになった。