小学生の頃から「大人になっても子供だった頃の気持ちを忘れない」をモットーに生きてきたつもりです。そういう意図で日記をつけ始めたんです。最近、塾で働き始めて、小学生と会話する機会が増えたのですが……悲しいことに、「歳とっちゃったんだなぁ」と思わされる機会も増えました。
ある日、小学五年生の女の子との授業中。
「先生ガンツ見た?」
「(…がんつ?)見てないなー」
「えードラマも?」
「あんまりテレビ見ないのよね(ニュースと笑点しか…)」
「松ケンとニノが超かっこいいんだよね〜」
「あー、松ケンいいよね!デスノートの頃とかね」
「……??」
「えっ、デスノートのLやってたよね?」
「そうだっけ…???」
よく考えたらデスノートの映画を見たのは私が高校生だった頃、つまり五年くらい前のこと。五年前っていったら、彼女はまだ幼稚園の年長さんなわけで……そりゃ知らなくても無理ないわ。何が怖いって、五年前のことを「つい最近の話題」だと思って話してた自分にびっくりしました。私としては、高校生だった頃なんて昨日のことのようなんだけど、小学生の時間に当てはめたら遥か昔なんですね……ショックです。
「デスノートのL」じゃなくて「DMCのクラウザーさん」を出せばよかったかも、と思ったけど教育に悪そうなのでやめといて正解。