小学生の時に読んだ本で国語が好きになった。中学生の時に教わった先生のおかげで国語の先生になりたくなった。高校生の時に転任してきた先生が国文科に推薦してくれた。
大学生になって、夢を諦めた。代わりに姉が国語の先生になった。私はせめてアルバイトでも、夢をもっていた頃の自分に応えてあげたくて、先生になろうと思った。あの頃の私がタイムマシンでやってきて、未来の自分を知ったら、失望するだろうか。案外、「まぁそんなもんか」と妥協するかもしれない。
今は、もう一度、諦めた夢に向き合いかけている。もし今タイムマシンで五年後の自分に会いに行けたら、私は失望するだろうか、それとも