2011/10/21 Fri

アントキラー


今思うと、丸ごと夢の中の出来事だったような気がする。でもあの日からすれば、昨日までが夢のように思えてしまった。楽しかった思い出が走馬灯のように駆け巡り、突然の「別れたい」を撤回させるために必死だった。

「嫌いだ(><)」って言われたけれど、嘘だと確信していた。それが本当だとして、今までの好きが嘘ってことになるなら、T君にしては嘘が上手すぎる。盛大な茶番やお遊びにしては彼の方にデメリットがありすぎる。嘘つくのが下手と言っていたことさえ嘘だとしたら、全部も含めてすべて演技ならハリウッド俳優になれる。

嫌われてないという一点に絶対の自信を以て、電話越しに無様に泣きすがり反論し、しつこく食い下がった。「絶対幸せになるから持ってた方がいい」なんて、怪しい壺の押し売り業者のテクニックを駆使して、根拠のない言い分で説得。終いには「お願いだから別れて(><)」と泣いて懇願されちゃって、もう私の心は細切れの肉塊状態だったけど、負けじとダダをこねて、なんとか一命をとりとめた。

お互いが一番の存在という確かな地盤の上に立ち世界が回る、そんな毎日に平和ボケしていたのだと思い知った。去る者追わずが美しいのだろうけど、醜くてもこれだけは譲れなかった。離せなかった。蟻地獄にでもなったかのような。
posted by あいだ at 12:58 | Comment(0) | 雑記
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