お察しの通り、今宵もワインを飲んでいます。とっても嬉しいことがあったからいいの!みっちゃんと、およそ五年ぶりに会ったんです。
みっちゃんは中学の部活仲間で、最も尊敬する友達の一人で、初恋の女の子です。私がどれだけ彼女が好きかは、右サイドの検索欄にて当ブログを「初恋」で検索していただくか、この辺の記事(2006年4月20日、2006年8月28日)をご覧いただければおわかりになるかと思います。当時の言葉を借りれば「限りなくピュアな気持ちで、人類最愛の人」。
午後は生憎雨の予報だったので、少し遠いけれど歩いてもらい、私の好きなショッピングモールへ……行く途中に住宅展示場があるんだけど、「家に興味がある」と言うのでふらっと立ち寄りました。営業の人がすごく丁寧に接客してくれて、マイホーム購入とは程遠いような私たちに、断熱材や地盤について熱く語ってくれました。およそ一時間。なかなかないよね、久しぶりに会う友と真っ先に向かったのがモデルルームって。でもめっちゃ楽しかった。
その後は例のショッピングモールでランチセットを食べて、ぶらぶら歩く。中学の頃は部活帰りの道や公園で遊んでいた私たちにとって、この極々一般的な遊びルートがものすごく新鮮に思えました。ほんと、どこに行っても何をしても、爆笑してたなぁ。あとやたら写真を撮りたがっていました。別れ際、家にあったというインスタントのコーンスープと、お手紙をもらいました。最初から最後まで楽しい人だった。
もうね、本当にちっとも変わってないのね。それが何より楽しかった。無邪気で、元気の出る笑顔で、すごく些細なことも楽しく思えてくる。でも私が知らなかった彼女の人生がみっちゃんを変えた部分もあって、いま直面している課題や、過去のこと、将来のビジョンを、真剣な声で語る一面がすごく新鮮で素敵で、それが何より嬉しかった。
部活をともにした三年間、私はみっちゃんが辛そうにしている姿を一度だって見たことがなかった。自分の辛さを晒すことなく、それでいて自分を犠牲にしているような様子も見せず、ただいつも何も考えていないように笑ってそばにいてくれた。なんて強くて、かわいくて、かっこいんだろう。歳を重ねる度にみっちゃんのように振る舞う難しさを痛感する。中学生っていう難しい時期に、全く辛いことがない訳なんてないのに。自分の辛さを押し込められない私に、慰める訳でもなく笑顔で歌っていたみっちゃんに、どんなに救われたことか。本当に「明るい人」っていうのは、こういう人のことを言うんだと思う。
きっと素敵な大人になるんだろうね。昔のように毎日同じ帰り道を歩くことはなくても、今日もどこかでみっちゃんが笑っていることを思えば、どんなことも乗り越えられるような気がするよ。今でもこれからもずっと大好きな友達です。惜しみない敬意と愛を込めて。