先週、上野の森美術館ツタンカーメン展に行ってきました。
余った青春18切符を使ってJRで遠回りして、上野到着が10時頃。待ち時間は20分でした。なんだ、思ったより空いてるじゃん、と思ったけれど、会場内の人口密度を見て前言撤回。
近くでじっくり見るのは諦めて、遠くからざっと眺め、とくに見たいものを何とか並んで一分くらい鑑賞、そんな流れ作業……おかげで三十分以内に全部回れました。
個人的に美術展のスタンダードな楽しみ方って、作品から妄想を膨らませて勝手にアテレコすることだと思っています。だから一人で行くより人と行く方が好き。でもさすがに棺や内臓の入れ物をネタにする気にはならず、かといって、この人だかりで厳かに鑑賞できる空気でもなく、さっと見てさっと帰る感じになってしまいました。
もう少しじっくり見たかったなーと思いつつも、でもまぁ見たぜ!っていう事実が大事なんじゃないかな。そう思わないとバカ高い入場料の説明がつきません。三十分弱の鑑賞で2700円(平日料金)。一分百円……添い寝専門店か!
そんなケチな話はさておき、展示自体はおおっとなるものがいくつもありました。思っていたより小さい!しかも細かい!日本が埴輪とか作ってた時代に、こんな精巧なもの作ってたなんてすごい。
あとはそうだな、お土産コーナーでツタンカー面(マスク)を買おうかどうか真剣に悩んでる同行者を説得するのがたいへんでした。せいぜいツタンカー麺(袋ラーメン)にしときなさい!
1月20日までなので、お金と感受性の豊かな方はぜひ!