花見行こうかって言われて、言われるがままに母についてって、鶴巻温泉(駅)から歩くと「ここ登るから。足元気を付けてね」って急な斜面。
そこには弘法山公園って書いた矢印。この上に公園があるのか…ちょっとくらいならまぁ、どれどれよいしょって登ったところには、またしても、弘法山公園の矢印が、しかも果てしない山道を指していた。山行くの!?聞いてないよ!いやでも意外とすぐそこなのかも…と思って、完璧に登山に分類されるであろう行為を、1時間。あれ、これ、登山ですよね?桜なんて見えないよ。こういうことするなら先に言えよ!花見って言って斜面登ること想定する人間がどこにおる!なんかめちゃくちゃ動きづらい格好で来ちゃったし明らかにこんなお出かけルックなの、私だけじゃないか。みんな(主に熟年夫婦)登山ルックじゃないか。通り過ぎる人が「あの子…」って目で見てる気がする。あ、小学生まで…。
しばらくは本当、山!って感じのとこ登りました。ちょっと行ったところで「こんなの聞いてないよ!」って訴えようかと思ったけど母の趣味は登山だから、邪魔すんのもアレかなと思ったりでも登るなら登るって言ってくれれば歩きやすい格好してきた(っていうかたぶん断るけど)のにって思ってるうちに、もうやってけない!帰る!って言って帰れない所に来てしまった。ひたすらストレスと疲労を溜めながらのぼるのぼる、途中で鶴巻温泉駅3キロみたいな矢印を見てうわぁ…ってなりつつ、のぼるのぼるよのぼったんだ。
なんかもう無性にイライラして悔しくて、かなり早足(これちゃんと景色とか見れてるのか?ってくらい)だったんだけど、涼しい顔して登ってやりましたね。呼吸乱したら負けかな、と。必死に鼻呼吸。人とすれ違うときは特に。「あんな格好で登りづらいだろうに…」って思われても「え?あたくし小指の先も疲れてなくてよ?おほほこんな山、毎日登ってますわよおほほ」って雰囲気を…スカートを軽く持ち上げあたかも軽井沢の別荘へ向かうお嬢様のように…ひぃ、ひぃ…っげふ。携帯いじりながら足元見ずに登って「こんな山メール打ちながらでも余裕だし」って。ばかね、ほんとね。
桜、散ってましたよ。ほとんど。後半は若い人多かったし、犬も猫もいたし、道もそんな辛くない(ていうか下り)だったからちょっと気分よくおりた。秦野駅方面へ2キロ程。山だけで5,6キロ歩いたしかも斜面をゴリゴリと。あたかも平面を歩いてるかのようにさりげなく上品に無駄なく早く歩いた割には転ばなかった。そんな私のがんばりふんばりを評価する人はどこにもいない。
バスで秦野行って、途中で定期買って(PASMOだよ!なくしそう)まっつぐ帰りました。明日とかに筋肉痛でうぅ…てなってるとこを見られたら負けな気がするんで、私の無駄な努力はまだまだ続きます。
こうやって人間はどんどん薄汚れていくんやなぁと思いました。
足、大丈夫?w
まだ、大丈夫…
流行になんて、負けない。