歯科検診だった。緊張しすぎて待ってる間は口の中ヌメヌメだった。今年もやっぱり朝のHRで「歯医者さんは気難しい方だから静かにするように」と注意され、そしてやっぱり、診てくれたのは結構若くて綺麗なお姉さんだった。また、会えましたね。私は口の中をまさぐられながら、今変なことしたら物凄いお仕置きをされるんじゃないかとか、集中治療が必要ねとか耳元で囁かれて放課後誰もいなくなった教室で物凄いお仕置きをされるんじゃないかとか考えてドキドキしていたらあっという間に終わりました。あれ?普通に優しいよ?もしかして私の熱い虫歯菌が彼女の氷の心をとかしたのか?って去年も一昨年も思った。今年も思った。で、今年初めて知ったんだけど、実は歯医者さんはこの女医ともう一人頑固オヤジみたいな人が来てて、気難しいのはそのオヤジの方だったらしい。私は一度もあたらなかったけど。なので私が勝手に「普段は優しいけど実は血も涙もない白衣の女王様」だと思って三年間いろいろ妄想した女歯科医は、普通に優しい方だったらしい。残念ながら(?)。でもいい夢見させてもらったよ。もうお別れだね。でも寂しくはないんだよ。あなたの分だけ空いた心の隙間には、輝く銀歯が詰まってるから…。
でも歯医者さんにはできればもう関わりたくないです。歯を磨こうほんとそう思う。