左足だけ焼けた。なんか左側だけ集中的に日が当たってる。世界はそういう風に出来ていた。駅から学校までの道、日陰が全然ないんだよね。見渡す限りのライスフィールド。焼かれないために電信柱の細い陰に何とか足と顔だけでも収まろうと必死です。でも、この田んぼの中を歩く日常も残りわずか。寂しい。この何もない道が好きなのに。けど左だけ紫外線浴びせるのはほんとやめてください。それとこれとは別なのだよ。私は今年こそ「白い肌、青い静脈」を目指すのだ。青い空に白い雲、白い肌に青い静脈に赤い頬。ついでに麦わら帽子とワンピース。ラベンダー畑。エゾリス。キタキツネ。そうだ、富良野に行こう!
どうでもいいけど四月が終わりますねーあーもう三ヶ月くらい経った気がするよ。あれかな。世にも奇妙な物語でそういう話あったよね。懲役三十日とかそんな感じの。実は今までの1ヶ月は全部夢の出来事で、現実の世界では五分くらいしか経ってないとかね。まぁどうでもいいけどね。もしそうだとしたら、せっかくだし夢の中で世界征服を試みるよ。まず富良野に行って、それから考える。