前のつづき。
昨年3月に駅で倒れたその直後。
後頭部を打ったようなので駅員室からの救急車直行でした。
駅員室で「会社に連絡しますか?」と聞かれ、
「ふぇ〜お願いしますぅ…緑の手帳の真ん中らへんに番号が書いてありますぅ」
と不健康萌えボイスで懇願し、取り急ぎ欠勤連絡をお願いしました。
(※だいぶ前の話なので若干脚色してお送りしています)
救急車に乗り、私の携帯から両親にも連絡してもらって、一駅先の労災病院へ。
乗ってる間に職場グループのLINEにも連絡。
あとで「先に電話しろ」と注意されたが、正直それどころじゃなかったです。
病院に着いてからも落ち着くまでに時間がかかりました。
仰向けで寝ると後頭部が痛むので顔を横に向けて、問診やら採血やらされつつ、
MRI検査とCTスキャンを初体験。
貧血を疑われましたが、そうではないようです。
私自身もいつもの貧血とは違うと思いました。
服用している薬はあるか聞かれ、低用量ピルを一年ほど飲んでいることを話しました。
検査結果が出るまでしばらく時間がかかるので、救急病室?で横になっていました。
体を起こせる状態ではありませんでした。
その間に両親が来ました。どちらも仕事を休んで来てくれました。
どれだけ泣いたかわかりません。
両親はベッドの横でずっと座っていてくれました。
その日病院から帰れたのが夕方18時とかだったから、朝8時から10時間も。
両親とこんなに長く一緒にいるなんて何年ぶりだろう。
幼い考えだけど、今この時だけは自分のことだけ気にしてくれているのが嬉しかった。
私の家族は感情的な話や深い話はほとんどしません。
悩みとか精神論とかそういうことは話さず、次の登山の計画とか、テレビの話とか。
病院でも「何かつらいことでもあったの?」なんて核心に迫る話は一切なく、
具体的に覚えていないけど、すごくくだらない話を横でしていました。
その普通さがかえって嬉しくて「お母さんくだらないなぁ」と思いつつ泣き笑いしました。
心の底から安心して少しだけ眠りました。
夕方になり先生がやってきて椅子に座り検査結果を聞きました。
途中で自分の頭部のMRI画像で気分が悪くなってしまい、ベッドに戻りました。
後頭部は打撲と診断され、二週間もせずに治るだろうとのことでした。
ただ一点、頭のど真ん中にある下垂体のところに、怪しい影が写っているので気になる。
詳しく診るために今度は造影剤を使って、次回もう一度MRI検査をすることになりました。
結局、眩暈の原因ははっきりとはわかりませんでした。
その後も眩暈についての医学的な診断はなく、一時的なもの?ということになりました。
あの頃はいろいろと限界だったんだろうなぁと思います。
あとよくわからんが次の日から数日間、猛烈にお腹を下したようで。(手元の日記に書いてある)
翌日から普通に出勤し、あの日から今まで無欠勤を継続。風邪の気配もなく健康に過ごしています。